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[材料は生地と糸だけ]マチ付きレッスンバッグの作り方☆裏地あり、共布持ち手、ポケット付き

ネイビーちゃん
マチ付きレッスンバッグの作り方を教えて!最小限の材料で作りたいな。

 

こんな疑問にお答えします。

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バッグのサイズと仕様

  • タテ約32センチ×ヨコ約43センチ、マチ約4センチ、持ち手約30センチ
  • 裏地あり
  • 内ポケット付き

内ポケットはタテ16cm×ヨコ20cmのサイズです

入園・入学となると必要になるあらゆる袋もの。

そんな袋ものの中でも定番中の定番なのがレッスンバッグですね。

そんなレッスンバッグの作り方を今回はご紹介します。

家族用からオーダー品等、私は今までたくさんのレッスンバッグを製作してきました。

そして、自分も実際に使ってみた中で十分な機能を持つ仕様ながらも、型紙いらずで作りやすいバッグなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

 

必要な材料

  • 表地・・・1枚裁ちの場合(幅45cm以上のもの)75cm

       2枚裁ちの場合(幅110cm以上のものなら)40cm

  • 裏地・・・(幅90cm以上のもの)75cm
  • ミシン糸・・・シャッペスパン60番

 

今回は持ち手も表布を使った共布で仕上げるので、必要な材料は生地と糸のみです。

いろいろ揃えなくてよいので楽ちんです。

ネイビーちゃん
持ち手まで作るの、面倒くさい!
そんな人はアクリルテープを使ってもよいですよ。アクリルテープを使う場合は2.5cm幅を34cm×2本(計68cm)ご用意ください。

でも意外と持ち手作りは簡単ですよ!

マミィ

今回使った生地

表地・・・オックス生地 綿100%

青空と雲が美しいオックスプリントの生地はKOKKA(コッカ)さんというファブリックメーカーのオリジナル生地です。

こちらの生地は青の他に水色があります。青より少し薄い色合いの水色も綺麗で、どちらにするか迷いました。

とても爽やかな気持ちになる柄です。

 

KOKKA(コッカ)の青空柄の生地を探す

 

 

 

裏地・・・T/Cブロード生地 ポリエステル65%・綿35%

裏地も表地に負けじと鮮やかな空色にしてみました。

ブロードなのでオックスより薄手の生地です。

今回はシワのなりにくさの観点からポリエステル混の生地を選びましたが、綿100%の生地でもよいです。

ブロードの生地を探す

裏地を選ぶ際のポイント

まず、裏地に使用する生地について、厳密な決まりはありません。

ただ、一般的に見られるレッスンバッグの裏地は、表地と同等の生地の厚さか、表地より薄い生地を使用していることが多いです。

ですが、表地のオックス生地に対し厚みのあるキルティング生地を裏地に使用することもあります。

裏地にキルティング素材を使用することによりバッグの厚みが出るので、接着芯を貼る手間が省けるというわけです。

このように、表地と裏地を合わせた際の厚みが生地選びのポイントとなるので、ご自身の好みのバッグの厚さに合わせて選んでみてください。

また、裏地に柄のある生地を使う場合は、なるべく柄に上下がないものを選ぶと底の縫い合わせの手間が省けます。

 

生地の下準備をする

 

裁断前に生地の状態を確認し、必要に応じて水通しや地直しをします。

 

水通しについてはこちら

地直しについてはこちら

 

上記の下準備が必要ない生地も、購入したてはたたみジワが付いていたりします。

その際は、アイロンをかけて整えます。

 

生地を裁つ

完成サイズに縫い代分を足したサイズで生地を裁断します。

表地の柄により1枚裁ちか2枚裁ちに分かれます。

さらに詳しく

柄に上下がない場合は1枚裁ち上下がある場合は2枚裁ち

にします

1枚裁ちの方法

生地の柄に上下がない場合は本体を前後つなげたまま裁断します。

このことを1枚裁ちといいます。

2枚裁ちの方法

生地の柄に上下がある場合は、本体を2枚に分けて裁断します。

このことを2枚裁ちといいます。

1枚裁ちだと片面の柄が逆さまになってしまうので、それを避けるためです。

裏地のサイズ

今回は内ポケット付きなので、裏地は本体の生地に加えてポケット分の生地も裁断しましょう。

縫製

ポケットを作る(ミシン針11番)

ポケット布を用意します。

ポケット口以外の部分をロックミシン(またはジグザグミシン)します。

ポケット口を1cmの三つ折りにアイロンします。

アイロン定規があると便利です

三つ折りの際をミシンで縫います。

縫い代から針が落ちないようにゆっくり縫い進めるといいです。

ポケット口周りをアイロンで1cmに折ります。

裏地の本体の袋口を2cmアイロンで折ります。

袋口の中心に印を付けます。

中心の印は表地と合わせる際にも必要ですので、もう一方の袋口の中央にも印を付けておきましょう。

生地の中心から7cm下の箇所にポケット位置の印付けをします。

生地の中心にポケットの中心も来るようにしましょう。

チャコペンはアイロンや水で消えるものを使うと便利です。

ポケットをマチ針で止めたら縫っていきます。

画像のように、ポケット口の両脇を三角形に縫い、斜めの縫い目を重ねて縫うことにより丈夫に縫い付けることが出来ます。

角を縫うときは、針を刺したまま押さえを持ち上げ、生地を回したら押さえを下げて続きを縫う、という方向転換をしながら縫い進めましょう

内袋(裏地)を仕立てる

裏地を中表にして半分に折り、両端を1cmの縫い代で縫います。

縫ったら両端はアイロンで割り、袋口もアイロンし直します。

マチを作る

縫い代を割ってから、チャコペンでマチの印を付けて縫います。

底の部分はわになっているので、縫い代の先は画像のように切り込みを入れて開きましょう

これで裏地は完成です。

続いて表地を仕立てます。

 

持ち手を作る(ミシン針14号)

持ち手布を外表に半分にアイロンで折ります。

いったん開いたら、真ん中の折り線に合わせて両端をアイロンで折ります。

はじめに折った真ん中の線を再度アイロンで折ります。

開いている方の縫い代は突き合わせになるようにぴったり折りましょう。

断面を見るとこのような四つ折りになります。

クリップ(またはマチ針)で止めます。

両端に2~3mmのコバステッチをかけます。

はじめに開いている方からステッチをかけてから、もう一方を縫いましょう。

縫い終わったら最後にアイロンでプレスして持ち手がまっすぐになるように形を整えます。

持ち手ができました。

もう一本も同様に仕上げます。

[重要]表地に持ち手を縫い付ける

まず、表布の袋口を2cm(出来上がりに)折ります。

折ったら生地を半分に折って中央の印を付けておきます

生地の中心から左右7cmの箇所に持ち手をクリップ(またはマチ針)で止めます。

持ち手の位置がズレたり、斜めに付いてしまったりすると目立つので丁寧に作業していきましょう。

仮止めの道具はどれを使っていただいても大丈夫ですが、慣れないうちはマチ針の方がしっかり止まると思います。

布端から2cmと5mmの箇所を縫い付けます。

  • 袋口に対して持ち手が直角になるように止めます
  • 持ち手がねじれないように注意します

持ち手2本とも同様に付けます。

表地を中表に合わせて表袋を仕立てる

生地を中表(表面を内側)に合わせ、袋口以外を縫い代1cmでコの字に縫います。

(一枚断ちの場合は底部分はわになっているので、左右脇のみ縫います)

縫い代はアイロンで割ります。

袋口の縫い代も割ったら再度アイロンします。

裏地と同じように、マチを作る

裏地と同じように、4cmのマチのしるしを付けて縫います。

2枚裁ちの場合はマチを作る際、脇と底の縫い目がピッタリと重なるように縫うとより美しい仕上がりになります。

マチ針等でしっかり止めてから縫いましょう。

裏地のように一枚裁ちの場合は底の縫い目が無いので、気にしなくてよいです。

 表地の中に裏地を入れる

裏地を表地の中に入れます。

裏地は初めに作った中表の状態のまま入れます。

バッグに前後がある場合は、後ろ側に内ポケットがくるように入れます。

表地と裏地を重ねて袋口周りを縫う

突き合わせに重ねたら、袋口周りを5mmの幅で縫います。

基本的には突き合わせですが、私は気持ち程度裏地が内側にくるように重ねています

袋口は後ろの脇の縫い目近くから縫い始めると縫い目の重なりが目立ちにくいです。

 

完成

お疲れ様でした。

 

まとめ

 

裏地付きのレッスンバッグの作り方ですが、実は裏と表の縫い合わせ方が2種類あります。

 

そのうち今回は表と裏を別々に仕立てる方法をご紹介させていただきました。

 

バッグ自体は簡単にできる物なので(アップリケ等の装飾に一番時間がかかります笑)、

 

お子さんの好きな柄を一緒に選んで手作りしてみてはいかがでしょうか。

 

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