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【アップリケの基本】たてまつりの縫い方

ネイビーちゃん
たてまつりの縫い方を教えて!

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事の内容

  • たてまつりさえ覚えればアップリケは完成できる
  • たてまつりの縫い方
  • たてまつりをきれいに仕上げるためのコツ

 

前回の記事では、アップリケで使う縫い方の種類についてご紹介しました。

 

詳しくは、

>>【基本は3種類】アップリケの縫い方はこれだけ覚えればOK!

でご説明しています。

 

「アップリケはたてまつりだけで完成できる」と言ってしまうくらい、アップリケのほとんどの作業で使うのがこの「たてまつり」。

これを詳しくご説明していこうと思います。

 

基本的な縫い方のひとつなので、アップリケ以外にもいろいろな縫い物に使える技法です。

 

ぜひ覚えてみてください。

 

必要な材料・道具

 

アップリケに高価な材料や道具は必要ありません。

 

必要なモノ

  • 刺繍糸
  • 刺繍針(普通の手縫い針でもOK)
  • 布地
  • フェルト
  • 基本的な洋裁道具(裁ちばさみ、糸切りばさみ等)

 

刺繍針

 

刺繍針は針先が鋭く刺し心地がとってもスムーズ。

軽い力で縫い進めることができるのでおすすめです。

 

刺繍糸1本取り用の針はもっとも細い種類の9番もしくは10番針を使います。

 

慣れてくるとアップリケに刺繍をまじえるとバリエーションが広がるので、針の太さをいろいろ取り合わせたものが便利です。

 

なければ普通の手縫い糸でよいです。これからアップリケをたくさん作りたい人にはぜひ使ってほしいアイテムです。

 

刺繍糸

 

刺繍糸は6本で1束になっています。

 

これを用途に合わせた本数で引き抜き、1本で縫ったり数本あわせて縫ったりします。

 

そうすることで縫った線の太さが変わるので、デザインの幅が広がるというわけです。

 

先ほどの刺繍針で太さを取り合わせたものがおすすめと言ったのは、こういった理由からです
マミィ

 

フェルトの縫い付けでは刺繍糸は1本取りで行います。

 

ちなみにこの刺繍糸、メーカーや糸に使う素材もいろいろあります。

 

 

わたしが普段使っているのは D.M.CやCOSMOの刺繍糸ですが、1束100円台のものです。

 

 

これらの刺繍糸、使い心地と仕上がりはすごく良いのですが、

1束=1色なので、使う色の分だけ費用もかかります。

 

たくさん作るかわからないけど、とりあえずやってみよう、という人は最初に記載した何十色セットになっていてお値段も安いものがおすすめです。

 

ダイソーなどの100均に行けば、複数色セットで100円と言う、破格のお値段で買えちゃったりします。

 

ネイビーちゃん
安すぎて心配、どうなの?

 

と疑問に思った方、刺繍糸の違いと良さについては、改めてご紹介させていただきます。

 

たてまつりの縫い方

 

では、フェルトをたてまつりで縫い付けていきましょう。

 

フェルトを固定する

 

フェルトがずれないように、布に固定します。

 

仮止め用のり

この仮止め用のり、めちゃくちゃ便利です。

 

しっかり貼り付いてくれるのに、針を刺したときにベタつきや硬さがまったくありません。

 

つまりとっても縫いやすい。

 

仮止め用なので、剥がすのも簡単です。間違えたら貼り直しOKです。

 

しつけ糸やまち針で固定してもよいのですが、しつけは縫ってほどくのが手間だし、まち針は針が邪魔でズレやすいです。

 

ストレスフリーでアップリケするために、ぜひおすすめのアイテムです。

 

刺繍糸を準備する

 

刺繍糸は50〜60cmにカットしてから使います。

 

 

刺繍糸は6本で1束になっているので、1本引き抜きます。

無理やり引き抜くとからまるのでやさしく引き抜きましょう。

 

ちなみに、刺繍糸何本で縫うかを洋裁用語で「⚪︎本取り」という言い方をします。

 

今回の場合で言うと1本取りですね。

 

用途に合わせて必要本数引き抜いて使います。

 

縫い方

 

糸の先は玉結びしておきます。

 

 

はじめに、裏から針を出します。

 

針を出す位置はフェルトの端から約2mmです。

 

 

フェルトの線に合わせて針を入れます。

 

今回は分かりやすくするため糸の色を買えています。

実際のアップリケではフェルトと同色の糸を使います。

 

 

フェルトの線に対して直角になるように縫うときれいに仕上がります。

 

 

左に2mm移動して、①の作業から繰り返します。

 

 

きれいに仕上げるコツ

  • 糸を引っ張りすぎない
  • 等間隔に縫っていく

 

縫う作業はついつい糸を引っ張ってしまいがち。

引っ張りすぎるとフェルトが歪んでしまい、シルエットが崩れていくので注意しましょう。

気がついたら図案とだいぶズレた形になってしまっていたり…
マミィ

糸をフェルトに沿わせたら、それ以上引っ張らないように縫い進めていきます。

こればかりはご自身の感覚でつかんでいただく必要がありますので、まずは練習してみましょう。

 

また、なるべく等間隔に縫っていく、つまりは縫い目を揃えるというのも大切です。

縫い目の長さをいちいち測ることはしないので、これまた感覚によるところが大きいです。

とはいえ、フェルトと同色の糸を使うので基本的には目立ちにくいです。

必要以上に気にせず、縫いながら慣れていきましょう。

 

たとえ同じ図案を使っても、完成してみるとひとつひとつ表情が違います。

それが手縫いアップリケの良いところでもあると私は思っています。

 

角の縫い方

 

次に、今回のような四角だったり、角のあるものの縫い方をご説明します。

 

 

角のすぐ隣の縫い目と同じ場所から糸(針)を出します。

 

角に針を刺します。

 

 

たてまつりはフェルトの線に対して直角に縫っていくのが基本ですが、角の場合は糸が斜めにかかるように縫います。

そうすることで角のラインがきれいに出ます。

 

星の形など、尖ったシルエットの図案は多いので、覚えておくと便利です
マミィ

 

角の次の縫い目も、同じ箇所に針を刺します。

 

ひとつの穴に3本糸が入るような状態になり、角の部分だけ螺旋状になります。

 

そのあとは通常通り縫い進めていきます。

 

 

ぐるっと縫い終わったら裏側で玉結びして完成です。

 

完成

 

 

おつかれさまでした。

 

まとめ

 

今回はアップリケのたてまつりにフォーカスして縫い方をご紹介しました。

 

コツは糸を引っ張りすぎない、縫い目を揃えること。

 

あとは仮止め接着剤などでフェルトをしっかり固定することも付け加えたい事項です。

 

ぜひたてまつりを覚えてアップリケに活用してみてくださいね。

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