こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- GUショップの裾上げ料金と種類
- ミシンで裾上げする方法
- 手縫いで裾上げする方法
みなさん、「GU(ジーユー)」は好きですか?
GUはシンプル〜トレンドスタイルまで、低価格で揃えられるので年齢、性別を問わず幅広い層から人気のファストファッションブランドです。
そんなGUはジーンズ(デニム)の種類も豊富に扱っていますが、
その裾上げってどうしていますか?
GUではもちろん裾上げサービスも行なっています。
ただ、裾上げで待ちたくない場合や、少しでも購入価格を抑えたい人も多いのではないでしょうか。
シンプルな方法であれば、
実はジーンズの裾上げってとても簡単です。
自分で裾上げをする際のコツもこれからご紹介しますので、知っておくと役立ちますよ。
GUショップでの裾上げは5種類、料金は300円〜560円
GUでは、裾上げの仕上がりが5種類あります。
どれでも選べるわけではなく、購入するジーンズによって裾上げ出来る種類は変わってきます。
料金は裾上げの種類に応じて300円〜560円です。
これはかなりリーズナブルです。
お直し専門店に依頼すると平均で1,000円前後が相場ですからね。
ただ、GUはジーンズ自体が低価格ゆえに、これに数百円プラスすることをためらう方もいるかもしれません。
時間に余裕がある、購入時と全く同じ状態に仕上げたい場合はショップへ依頼
GUの裾上げ時間は早いです。
通常数十分〜混雑時は1時間以上、受付時間によっては翌日になることもあるそうですが、
基本的には頼んでから周辺を散策・お買い物しているあいだにに終わりそうな所要時間ですね。
購入後の予定に余裕がある方は問題ない話です。
あとは、全く同じ仕上がりにしたい場合もショップで依頼しましょう。
使用する糸の種類や色はもちろん、
特に専用の機械が必要なチェーンステッチで仕上げたい場合はショップ依頼一択になります。
ちなみに、チェーンステッチについては、【チェーンステッチとは?】ジーンズの裾上げの種類。シングルステッチとの違いとメリット・デメリットで詳しくご説明しています。
裾上げ方法(ウルトラストレッチスキニージーンズ)
今回裾上げするのはGUの『ウルトラストレッチスキニージーンズ』カテゴリーはWOMENです。
ジーンズらしい厚手の生地ですが、ストレッチがすごく効いています。
動きやすくてはきやすいジーンズです。
これを1.5cm幅の三つ折りで裾上げします。
必要なもの
ミシンで仕上げる場合
- ミシン
- ジーンズステッチミシン糸20番
- ミシン針(デニム・ジーンズ専用16番)
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみ
- マチ針
- チャコペン
- (必要なら)しつけ糸
ミシン糸
ジーンズステッチミシン糸が最適ですが、シャッペスパンの30番(厚地用)でも代用可能です。
ミシン針
上記の30番糸を使う場合、ミシン針14番(厚地用)で代用可能です。
手縫いで仕上げる場合
- 手縫い糸20番(厚地用)
- 手縫い針(厚地用)
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみ
- マチ針
- チャコペン
- しつけ糸
糸の色は本体のステッチ色と合わせても良いですし、縫い目が目立つのを避けたい人は生地の色と同じ色にしましょう。
【重要】裾上げする長さを決める
まず、丈の長さを決めます。
丈は重要なので、着用する本人が必ずはいて決めるようにしましょう。
この長さにしたい、というところまで折り上げたら、クリップで止めます。
クリップはダブルクリップなど、止まればなんでもいいです。
クリップがはずれないように脱ぎます。
裾布をカットする
クリップで止めた所(出来上がり線)から縫い代3cmを足した箇所にチャコで線を引き、余り分をカットします。
出来上がり線でカットしないように!三つ折りが出来なくなります(泣)
裾からの長さを測ってチャコで線を引いていくとやりやすいです。
【コツあり】アイロンで三つ折りにする
アイロンで1.5cmの三つ折りにします。
ですがジーンズのような厚手の生地の場合、いきなり1.5cm折ろうとしても厚みが邪魔してうまく折れません。
なので、
- はじめに3cm折る
- 布端と折り筋を合わせて折る
- 三つ折りしてアイロンする
手順を少し変えるだけでやりやすくなります。
実際にはこんな感じです。
先に3cmアイロンで折ります。
アイロン定規を使うと便利です。
先に折った線と布端を合わせ、アイロンで折ります。
折り線に沿ってくるくると三つ折りにしたら、最後にアイロンでプレスして整えます。
マチ針で止めて、しつけ糸で仮止め
マチ針で縫い代を止めます。
縫い代と本体の縫い目が合うように止めます。
マチ針のままミシンで縫ってもいいですが、不安な人はしつけ糸で止めたらマチ針ははずします。
手縫いの場合はしつけ糸で止めます(マチ針のままだと手が危ないです)。
仕上げ
仕上げ作業はミシンと手縫いでお好きな方を選んでみてください。
①:ミシン
- 直線縫い、縫い目の長さは3mm程度の長めに設定します。
- 縫い始めは後ろの内側から始めると重なりが目立ちにくいです。
- 縫い始め・縫い終わりは返し縫いをします。
- 裾口が狭いので、補助テーブルを外して筒縫いします。
上記の項目に注意して縫ったら完成です。
②:手縫い
- ミシン縫いと同じような縫い目の仕上がりにしたい・・・バックステッチ
- 縫い目を目立たせたくない・・・まつり縫い
手縫いの場合、2種類の仕上がりをご紹介します。
バックステッチ【縫い目が見える】
※画像では仮止めしていませんが、実際に縫う時はしつけ糸で仮止めしてください。
チャコペンで、三つ折りした裾の表側にステッチ幅の線を引きます。
濃い色用の、アイロン熱で消えるチャコペンを使うと便利です。
次に、縫い針と糸を用意します。
step
1裏から針を出し、3mm先を刺す
糸の先は玉結びしておきます。
裏から針を出します。
3mm先に針を刺して、通します。
step
2さらに3mm先の裏から針を出す
さらに3mm先の生地の裏から針を出します。
step
3前に刺した縫い目に戻って針を刺す
ひとつ前に刺した縫い目に戻って針を刺して、糸を通します。
step
4この作業を繰り返します
この作業を繰り返していき、最後は玉結びしたら完成です。
まつり縫い【縫い目が見えない】
ここでは流しまつり縫いでご紹介します。
まつり縫いは生地と同色系の糸を使います。
※画像では仮止めしていませんが、実際に縫う時はしつけ糸で仮止めしてください。
step
1縫い代の裏から針を出す
縫い代の裏から針を出します。
step
2少し先(3~5mm)の織り糸を2,3本すくう
3~5mm先の織り糸を、2,3本すくいます。
たくさんすくうと表にひびくので、注意です。
step
3さらに少し先(3~5mm)の縫い代の裏から針を出します
織り糸をすくった針をそのままさらに少し先(3~5mm)の、縫い代の裏から針を出します。
糸を通します。
step
4この作業を繰り返します
この作業を繰り返していき、最後は玉結びしたら完成です。
表から見たら縫い目がほとんどわかりません。
まとめ
GUは裾上げも早くてリーズナブルということと、
裾上げは自分で簡単に出来てしまうということをご紹介させていただきました。
ぜひ好みの丈にアレンジして、ジーンズのおしゃれを楽しみましょう。
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【チェーンステッチとは?】ジーンズの裾上げの種類。シングルステッチとの違いとメリット・デメリット。
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