
こんな疑問はありませんか?
この布の正体は、靴擦れ(くつずれ)と呼ばれるものです。
普段スーツを着ている人でも、案外気付かない人もいるのではないでしょうか。
紳士物のスーツのズボンのかかと部分には、小さな布が付いています。
これは靴擦れ(くつずれ)といいます。力布(ちからぬの)と呼んだりもするみたいです。
靴擦れ(くつずれ)とは、
ズボンの裾が靴に当たり、布が傷む事を防ぐための補強布の事を言います。

あの痛〜い足の怪我のことではありませんよ・・・
靴擦れを付ける理由
先述した通り、靴擦れを付ける理由はズボンの裾が靴に当たり本体の布が傷んでしまうことを防ぐためです。
靴擦れ布が靴の摩擦を受けてくれるので、その布がボロボロになってしまっても、そこだけ取り替えれば済みますよね。
では全てのズボンに靴擦れが付いているのかというと、そうではありません。
靴擦れが付いているのは、スーツ等のスラックス
ジーンズやチノパンなどの裾には、靴擦れが付いていません。
それはジーンズやチノパンは裾が靴に当たらない丈で履くことが多い事と、ジーンズの布自体が丈夫で厚みがあるので、布が靴の擦れに耐えることができるからです。
なのでジーンズやチノパンには靴擦れは必要ないんですね。
一方、スーツの生地というのは薄くて繊細です。硬い革靴に当たってしまうとどうしても布が傷んでしまうので、靴擦れが必要になってくるわけです。
靴擦れはスーツ以外にもゴルフ場等のユニフォームのスラックスにも付けたりしますよ。
付けるものに厳格な決まりがあるわけではないので、お気に入りのズボンの傷みを防ぎたい、なんて方も付けてみてはいかがでしょうか。
靴擦れと裾上げ方法については、【簡単綺麗】自分で出来るスラックスの裾直し方法(シングル仕上げ、靴擦れあり)裾上げのやり方
でご紹介していますので、よければご覧くだいね。
ちなみに、女性物のスーツのパンツには基本的に靴擦れは付いていないです。
理由はジーンズとほぼ同じですが、女性物のパンツってくるぶし丈が多く、靴に当たることがないからです。パンツ丈が長かったとしてもヒールが細いと当たらないですしね。
靴擦れを付ける位置ってどこ?
では具体的に、靴擦れってどの位置に付けるのでしょうか?
まず、既製品でよく見かけるのはかかと部分のみに靴擦れが付いている事です。
ものによっては綿テープを使ったり、裾まわり一周ぐるっと付いていたりする場合もありますよ。
そして靴擦れに使用する布ですが、既製品の場合、裾上げした際の余り布を使います。
オーダーメイドだと生地の耳(ブランド名等が織られているところ)を使ったりします。
この靴擦れ布で悩むのが、裾から出すか出さないか、出すなら何mm出すのか、です。
裾ぴったりに付ける事もあれば、1mm程出す事もあり、はたまた3〜4mm出すなんて話も。
現在はぴったりか、出しでも1mm程にとどめておくのが無難かと思います。
ただ仕立てるお店によっていろいろなので、正解はなさそうです。
まぁ、要は補強できればいいんですから・・・
ちなみに私は自分で靴擦れを付ける際、裾ぴったり、からの両端ちょっと上げるかたちで縫い付けています。

こんなかんじです
自分で靴擦れ付きの裾上げやって見たいな、という方はこちらも見てみてくださいね。
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【簡単綺麗】自分で出来るスラックスの裾上げ方法(シングル仕上げ、靴ずれあり)
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【意外と簡単?】スラックスダブル仕上げの裾上げ方法。自分で出来るズボン裾上げのやり方。靴ずれあり
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まとめ
ズボンの裾に付いている布は「靴擦れ」といい、靴の摩擦から本体の布を守ってくれる大事な役割を持っています。
さまざまなシーンで活躍するスーツですが、自分のズボンにはどんな靴擦れが付いているでしょうか。
見てみたら、なにか新しい発見があるかもしれません。