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【2つを比較】裏付きレッスンバッグの作り方の違い。どんでん返しと別立て、どっちで作るのが正解?

ネイビーちゃん
裏地付きレッスンバッグの作り方を調べると、本やサイトによってやり方が違うのはなぜ?このサイトでも2つの作り方を紹介しているし・・・どの方法で作るのが正解なの?

 

こんな疑問にお答えします。

 

【結論】どちらも正解です!

 

レッスンバッグは2つのうちどの方法で作るのが正解なのか?という疑問ですが、

 

結論から言うと、どちらも正解です。

 

理由はこのあとご説明します。

 

裏付きレッスンバッグの作り方を探してみると、紹介している所によって作り方が違うと思ったことはありませんか?

 

それはなぜかというと、裏付きレッスンバッグの作り方はひとつだけではないからです。

 

大きく分けて2種類の作り方があります。

 

ですが、一般的にはひとつの媒体(本やサイトなど)でひとつの作り方を掲載している場合が大半です。

 

だって、混乱しますから(笑)

 

同じものに対していくつも作り方を載せたら迷いますよね。

 

このサイトでは、あえて裏地付きレッスンバッグの作り方として以下の2つの方法をご紹介しています。

 

  • どんでん返し
  • 別立て

 

理由は、作るデザインによって作り方を使い分けてもらいたいからです。

 

それぞれの作り方に特徴があります。

 

バッグの素材やデザインに合わせて、また、ご自身のやりやすい作り方を選んでいただいた方がよりスムーズに製作出来ると考えた結果です。

 

私自身も実際に作ってみて、それぞれの良さがあるなと感じました。

 

そして、同じものでもいくつかの作り方がある、ということを知っていると臨機応変に対応できるので、より納得のいく仕上がりに近づくことができます。

 

ではまず、2つの作り方についておさらいしていきます。

 

作り方の違い

 

2つの作り方の最大の違いは、表地と裏地の合わせ方です。

 

どんでん返し

返し口を残して表地と裏地の両脇を縫う

返し口から表に返し、返し口を閉じる

 

 

どんでん返しは仕上がるまで常に表地と裏地が縫い合わさっています。

 

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別立て

表地と裏地を別々に袋に仕立てる

袋を重ねたら袋口を縫う

 

 

一方、別立てでは表地と裏地を別々に袋に仕立てたあと、最後に袋口で縫い合わせます。

 

では次に、それぞれの作り方の特徴を見ていきます。

 

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どんでん返し

魅力とメリット

:表地と裏地の袋口の合わせがズレる心配がない

 

どんでんは先に袋口を縫い合わせてしまうので、表地と裏地の合わせがズレる心配がまずありません。

 

正面から見たときに、裏地がはみ出ている、なんてことを防げるわけです。

(よっぽどガタガタに縫ってしまったら別ですが)

 

:縫い代が全ての箇所で同じ幅なのでわかりやすい、かつ最小限の縫い代で済む

 

縫い代は全て1cmで作成できます。

 

箇所によって縫い代を変える必要がないのでわかりやすいですし、最小限の縫い代で済みます。

 

これは生地の分量が限られている場合にも助かりますね。

 

:両脇を一気に縫えるから楽

 

表地と裏地を一気に縫えるということは、

 

表裏別々に仕立てるよりも返し縫いや糸を切ったりする回数が減るということになります。

 

ちょっとしたことですが、その分作業が楽になるとも言えます。

 

欠点とデメリット

:返し口から表に返す際、生地がクシャクシャになる

 

どんでんの一番の欠点はこれです。

 

狭い返し口から生地を引き抜いていくので、けっこうシワになります。

 

さらに勢いでやろうとするとそれはもうクッシャクシャになります(笑)

 

シンプルなデザインであれば返したあと丁寧にアイロンがけすればシワはきれいになるでしょう。

 

問題は、アップリケやフリルなどの凝った装飾をしている場合や、硬い接着芯を張っているときです。

 

そういった場合に狭い返し口から引き抜く作業をすると、シワになったり折れ線がついてしまったときに上手く直らない可能性が出てきます。

 

:初めて作る人には仕組みがわかりづらいかも

 

どんでんの仕組みは慣れてしまえばいたって簡単です。

 

ただ、慣れるまで、特に初めて作る場合は少し作り方がわかりづらく感じるかもしれません。

 

1〜2回も作れば慣れますので、そこまで心配する必要もないです。

 

:後々お直しすることを考えると、ほどくのが面倒

 

レッスンバッグで劣化しやすいのは持ち手の部分です。

(底の角も劣化しやすい部分ではありますが)

 

正直、持ち手のお直しは別立ての方がラクです。

 

持ち手をお直し(付け替え)したいとなったときに、袋口をほどいて終了の別立てに比べ、どんでんは少々面倒です。

 

まず表のステッチをほどき、返し口をほどき、そこから裏返し、脇の縫い目をほどき、やっと袋口をほどく作業に入れます。

 

ただ、作品をお直ししてまで使うかどうかは、人それぞれでしょう。

 

別立て

魅力とメリット

:凝った装飾や硬い生地でも形を崩さず作れる

 

アップリケやフリルなどの凝った装飾のあるバッグ、また、厚手の接着芯や合皮などの硬い素材のバッグの場合は、

返し口の狭いどんでんだと形が崩れてしまう可能性があります。

 

その点、別立ては表地を独立して仕立てますので、そのような心配が少ないです。

 

:表地と裏地を別々に仕立てるので、わかりやすい

 

それぞれ袋に仕立ててから合わせる方法は、特に初心者の人にとってはわかりやすいです。

 

:後々のお直しがしやすい

 

使っていて劣化しやすいのは持ち手です。

 

お直し(付け替え)をしたいとなったとき、袋口の糸をほどけばいいだけなので簡単です。

 

欠点とデメリット

:縫い代の幅が箇所によって違う

 

袋口は2cm、脇は1cm、持ち手は2cm、といった具合に箇所によって縫い代が異なります。

 

なので、用尺の計算や裁断の際に間違えないよう気をつかう必要があります。

 

:生地の用尺がどんでんより多く必要

 

多く必要といっても全体で2cm長くなる程度です。

 

正直、気にしなくてもよい差かと思います。

 

ただ、ギリギリの用尺しか生地がない場合は、注意が必要です。

 

:表地と裏地の袋口どうしをきれいに合わせるのが手間

 

それぞれの袋口を合わせてからステッチします。

裏地が表地よりはみ出てしまったりして合わせがズレてしまうと目立つことになります。

 

それを防ぐためにマチ針を細かく打って、しつけをして・・・という作業をするのが面倒に感じるかもしれません。

 

2つの作り方を比較

 

では特徴を知っていただいたところで、両者を比較してみました。

 

どんでん返し 別立て
難易度 ★★★☆☆ ★★☆☆☆
デザインへの対応度 ★★☆☆☆ ★★★★☆
生地の節約度 ★★★★★ ★★★★☆

 

2つを比べた結果、

 

  • アップリケなど装飾をたくさん施したデザイン、硬い生地のバッグ→別立て
  • シンプルなデザイン、よりスピーディな作業→どんでん返し

 

という考察になりました。

 

先ほどもご説明しましたが、生地の節約度については基本的には気にしなくてもいいかもです。

 

気にする状況なのは、切り売りのハギレ等を購入する場合ですね。

 

まとめ

 

いろいろ書きましたが、レッスンバッグの作り方自体はやさしいものです。

 

そして、2つの作り方で見た目の仕上がりに違いはほとんどありません。

 

ぜひご自身がやりやすい、合っているなと思うやり方を見つけてみてください。

 

そうなると、お裁縫がより一層楽しくなるものです。

 

この記事を参考にしていただけたら幸いです。

 

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